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2024年4月のイベント
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新着情報(開催報告)

2020年10月3日
 
人権講座『“正しさ”ってひとつだけ?~新たに生まれた「排除」「差別」を通して~』を開催しました。
 
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10月3日(土)公益社団法人滋賀県人権教育研究会の研究推進部研究員の杉江範昭さんを講師にお迎えし、参加者31人で開催しました。
 
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新型コロナウイルスの感染拡大により、未知のウイルスへの不安や感染への恐怖から感染者への排除や攻撃・医療従事者への偏見が生まれました。「自分が感染者やその家族になり、周囲から嫌がらせを受けたら引っ越しするか?」という講師の問いかけに、参加者はソーシャルディスタンスを取りながら隣の人と話し合いました。「もし近所から嫌がらせを受けたら逃げたくなるが、どこに行っても結局一緒かも?悩むなぁ…」という意見が多かったです。
 
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その一方で、医療従事者に命を助けられた女性の夫が感謝の気持ちを書いて窓から伝えたり、地元有志で病院の外壁に横断幕を掲げ応援する人達がいたりすることを知りました。自分の家族を後回しにして働いていた看護師は「私たちはまだここにいていいんだ」と感じたとのこと。正しい情報を正しく理解し、必要な人に的確に気持ちを伝える大切さを学びました。

「ウイルス」が差別を生んだのではなく差別を生んだのは結局「ひと」である。自分が不安であるがゆえに相手を排除や攻撃をするのでなく、私たち一人ひとりが「正しく」学び考えてゆくことが誹謗中傷をなくす一番の手段であると理解しました。
 
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その後、LGBT(性的少数者)について学びました。その中でトランスジェンダーの自分の性別に違和感をもつ父を、家族がどう受け容れていくか?実際にあった事例をもとに学習しました。常識にとらわれずありのままの自分で生きていくことの難しさ知ることができました。参加者にとって、何が『正しい』のかを考える機会になりました。
 
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