お知らせ
2025年09月10日
■第3講座を開催しました
(主催:笠縫学区人権推進協議会)
(場所:笠縫まちづくりセンター)
8月9日(土)京都市の崇仁(すうじん)発信実行委員会代表の藤尾まさよさんを講師に招き、「このまちが好きだから〜被差別の歴史をもつ地域に生まれて〜」と題した講演会に82名が参加しました。

崇仁発信実行委員会は、子どもをはじめ、全ての人の生活文化環境の向上と社会参画の機会拡充に寄与することを目的として、理解しやすい部落問題学習会や受けとめやすい人権啓発活動を行っています。
藤尾さんは、ご自身が生まれ育った地域を愛する一方で、その地域が被差別地域であることを知った時の葛藤について語りました。かつては、「被差別地域に生まれたから差別を受けるのは仕方がない」と思いながら生きてきたといいます。
また、「間違った知識を持ったまま生き、気づかないうちに差別を広めてしまうことは、本人にとっても不幸なことです」と訴えました。
現在、京都市立芸術大学が崇仁地域に移転したことをきっかけに、藤尾さんは大学の学生たちと協力しながら、より良い社会を目指し、差別をなくすための活動を地域の人々と共に日々奮闘されています。
